今回はエブリィフレシャスの温度設定についての記事です。
- 「サーバーの温度設定なんて重要ではない」
- 「熱いお湯と冷たい水だけ出れば良い」
と思われるかもしれません。
私も浄水型サーバーを使い始めるまではそう思っていました。
ですが6段階の温度設定が可能な「エブリィフレシャスtall」を使ってみたら考えが変わりました。
「温度設定は利便性に直結する重要なことだ」と。
夏と冬ではサーバーの水(お湯)の「ちょうど良い温度」が違うという事です。
- 夏だったら水はキンキンに冷えたくらいが良い。お湯はあまり熱くない方がいい
- 冬だったら水は少し冷たければ良い。お湯はそこそこ熱い方が良い
当たり前のことかもしれません。
けど、できたら便利ですよね?
エブリィフレシャスのECO機能を使えばこんな感じで微調整が可能です。
用途によって温度を変えることもあるでしょう。
よく聞くのは赤ちゃんのミルク作りや白湯が飲みたいという要望です。
水からお湯を沸かすとなったらひと手間かかりますが、
- ミルクだったら70°以上のお湯を出して冷ますだけ
- 白湯も水から沸かす手間が省ける
エブリィフレシャスを使えば手軽にできちゃいます!
この記事はこれからエブリィフレシャスを導入しようか検討している方に向けて書いています。
私がとても気に入って使っているエブリィフレシャス。
たくさんの方に知ってもらいたい。
そして少しでもあなたの毎日が快適に便利になってほしいと思っています。
そのためには、
- あなたがどんな使い方をしようとしているのか
- エブリィフレシャスをどう使おうとしているのか
- エブリィフレシャスに関する知識
これらが重要です。
同じエブリィフレシャスの浄水型サーバーでもtallとtall+cafeは同じですがminiは設定できる段階が違います。
他社のサーバーともなればもちろん、
- そもそも設定温度自体も違う
- 常温水が出せないサーバーもある
- エコ機能もない
このように提供する会社やサーバーの機種によってかなり異なります。
そういったことを知らずに契約してしまって
- 「思っていた温度でお湯が出せない」
- 「常温水が使えないなんて知らなかった」
- 「赤ちゃんのミルクをサッと作りたくて導入したのに、思ってたのと違う…」
契約してからこんな風に後悔しないように、サーバーの特性について知っておくことは大事だと思います。
今回の記事を読むと、
- エブリィフレシャスのサーバーによって温度設定が違うという事
- どの温度帯がどんな事に向いているのか
- 温度設定における注意点
- 他社のサーバーとの違い
について分かります。
これらについて解説します。
エブリィフレシャスが気になる方はぜひ知っておいてください。
エブリィフレシャスの温度設定について
mini、liteは4段階、tall、tall+cafeは6段階の温度設定

エブリィフレシャスはサーバーによって設定できる温度帯が違います。
以下にその違いを示しておきます。
「mini、liteが4段階」に対して「tall、tall+cafeは6段階」ということになります。
具体的には常温水と再加熱という2箇所の有無が違うところ。
それ以外は同じなので「常温水や再加熱機能は必要ない」という方はminiでもliteでも問題ないと思います。
(miniおよびlite)

- 冷水:5~10℃
- ECO冷水:10~15℃
- 温水:80~85℃
- ECO温水:70~75℃
miniとliteの温度設定は以上の4段階で温度帯はざっくりこんな感じです。
tallやtall+cafeに比べて違うのは、常温水や再加熱機能がない点です。
(tallおよびtall+cafe)


- 冷水:5~10℃
- ECO冷水:10~15℃
- 温水:80~85℃
- ECO温水:70~75℃
- 再加熱:85~90℃
- 常温水
tallおよびtall+cafeの温度設定はこの6段階。
再加熱は温度設定というのか個人的には微妙ですが笑
温度設定が出来るメリット3つ
①季節によってECOモードでちょうどいい温度に出来る
私が一番気に入っている点はこれ。
先ほども書きましたが、エブリィフレシャスのサーバーには「ECO機能」というものがあります。
これによって温度をマイルドにすることが出来ます。
ECO機能を利用して
夏は温水をECOモード、冷水は通常モード
冬は冷水をECOモード、温水は通常モード
という風にして、季節によって水やお湯の温度を変えて使っています。
そうする事で夏も冬も「ちょうどいい温度」の水やお湯を飲むことが出来て、とても重宝しています。
②冷たいor暖かい飲み物をすぐ作れる

- 冷たいアイスティーやアイスコーヒーを作りたい時
- 暖かい緑茶やホットコーヒーを飲みたい時
こういうシチュエーションで冷水やお湯をすぐ出せる点。
ちなみにコーヒーや紅茶を淹れる際の最適な温度は95℃から沸騰するくらいの高温が一番美味しく淹れられるようです。
緑茶の場合は、
- 番茶、玄米茶、ほうじ茶などは熱湯
- 普通煎茶で80℃前後
- 上級煎茶で70℃前後
- 玉露で50℃前後
が最適温度と言われています。
コーヒーや紅茶の場合は再度沸騰させた方が良いかもしれませんが、緑茶の場合はサーバーから直接注いでも最適な温度で楽しめそうです。
我が家では緑茶はパックを温水でやってしまっています。
邪道なやり方かもしれませんが、量をたくさん飲むのでこの方が手っ取り早い笑
熱湯を使うシチュエーションといえばカップ麺を作る時くらいでしょうか。
サーバーでは熱湯は出せないため、熱湯が必要な時には一旦サーバーから出した温水をケトルに入れて加熱して使っています。
③ECOモードで赤ちゃんのミルク作りに適した70度前後に設定可能

赤ちゃんのミルクを作る際に適切な温度のお湯を出すことが出来ます。
厚生労働省によると、ミルク作りには70℃以上の温度から冷ました36~40℃が推奨されており、エブリィフレシャスのECOモードを使うと70~75℃のお湯を出すことが出来ます。
そこから適温まで冷ませば、熱湯から冷ますよりも早くミルクが完成させることが出来ます。
④料理の際に最初から温水を出せる

料理を作る際なども、最初からお湯を出せれば迅速に料理が行えます。
また、時短と同時にガスの使用料の削減にもなるかもしれません。
しかも水道水よりも美味しい水で料理が行えるので、味もより良くなる可能性があります。
便利な機能!ECOモードと再加熱、常温水
使ってみて便利だなと思ったのはECOモード、再加熱、常温水です。
それぞれを見ていきましょう。
再加熱機能:カップ麺など熱々のお湯が必要な時に
これが活躍するのは主にカップラーメンやインスタントラーメンなどを作りたいという時でしょうか。
エブリィフレシャスでは80〜85℃で温水を維持していますが、カップ麺を作るには温度が低く麺が硬いままになってしまう恐れがあります。
そう行った時に便利なのが「再加熱機能」です。
カップ麺に適した温度まで加熱してくれるので、そのまま注ぐことが出来ます。
その他にも熱湯が欲しい時に便利なモードだと思いました。
ただ、本来は熱湯を注いで作るのが本来のカップ麺の作り方です。
再加熱したお湯をケトルなどで沸かすというのもちょっと面倒ですが良いかもしれません。
ECO温水:ちょうどいい温度のお湯がほしい時に便利
ECOモードは「熱すぎず冷たすぎない」というモード。
先ほども書きましたが、この温度帯で最も便利なシチュエーションは赤ちゃんのミルク作りの時。
ミルク作りには、一度70℃以上に加熱して細菌を死滅させたお湯を冷ましてから使用します。
70℃以上とはいっても流石に熱湯は暑すぎますし、かといってぬるすぎても細菌が死滅しないのでダメ。
エブリィフレシャスのECO温水なら70℃前後のお湯が出せるので、
- 一度加熱する手間が省ける
- 冷ますのも多少時短になる
効果が見込めます。
こういう微妙な温度帯に調節できるのは非常に助かりますよね。
そしてエブリィフレシャスなら浄水性能も高いのでPFAS問題を心配している方にも安心していただけると思います。
【関連記事】【PFAS除去率99.9%!】エブリィフレシャスの新浄水カートリッジを徹底解説&他社とも比較
冷水は基本的にECOにしていますが、夏の暑い時期は通常の冷水にしています。
ECO運転だと温水:62.0℃

ゴクゴク飲むのにちょうどいいと感じています。

ちなみに通常運転の温水は82.2℃
料理に使うには良いかもしれませんが、ゴクゴク飲むのはちょっと熱いです笑
常温水

水は飲みたいけど寒い冬に冷たいのはちょっと…
という時や、
冷たい水でお腹を下してしまいやすい方には、常温水が飲めるのは助かりますよね。
私も朝起きてすぐ飲むなら冷水よりも常温の方がいいです。
スリープモードから出し始めのお湯も温度が低めなのでそれもアリかも。


我が家では常温水の出番はそれほど多くありません。
パッと思いつくのは、お米を炊く時とコーヒーを淹れる時くらい。
冷水
冷水も必要です。
- 熱い夏に冷たい水やアイスコーヒーなどを飲みたいという時
- お風呂上がり直後
などには冷たい水が欲しくなりますよね。
そんな時にすぐ冷水が飲めるのは本当に便利です。




7~8℃ほどの差ですが、実際飲んでみるとだいぶ違います。
我が家では基本的には「ECO」夏場は「通常運転」にしています。
※注意点
ECO運転←→通常運転に切り替えるには、赤丸のボタンを押せばOK
ボタンを押してから水の温度が変わるまで30分ほど時間がかかるので、その点は要注意です。


見にくいですが左のボタンがHOTで右がCOLDです。
他社のサーバーと比較してみよう
Loccaの温度設定
Loccaのサーバーには床置き型の「Slim-RⅡ」と「smart」があり、卓上型のサーバーとしては「Litta」があります。
それぞれの温度設定に関しては、
高性能なsmartは
- 温水(約80℃)
- 冷水(約6℃)
- 常温水(約25~30℃)
- 白湯(約55℃)
- 再加熱(約90℃)
の5段階。
スタンダードな床置き型のSlim-RⅡは
- 温水(約80℃)
- 冷水(約6℃)
- 再加熱(約90℃)
の3段階。
省スペース&コンパクトなLittaは
- 温水(約80℃)
- 冷水(約6℃)
の2段階の温度設定が可能です。
ハミングウォーター
ハミングウォーターFlowsはコンパクトな本体サイズとワイドトレイや手放し出水などの使い勝手の良さが特徴のサーバー。
温度設定に関しては、
- 温水(約80~90℃)
- 冷水(約6~10℃)
- 常温水
- 再加熱
と4段階の温度設定が可能です。
ウォータースタンド
ウォータースタンドのサーバーは床置き型の「ピュアライフ」と卓上型の「アイコン」があります。
総濾過量モンスター+選べる抽出量が特徴のピュアライフ。
温度設定に関しては、
- 温水(約92℃)
- 冷水(約4~8℃)
- 常温水(室温)
- 再加熱
と4段階の温度設定が可能です。
卓上型+水道直結型のアイコン。
温度設定に関しては、
- 温水は70、80、90℃から選ぶことが可能。
- 冷水が約5~8℃
- 常温水
となっており、再加熱機能はないようです。
しずくりあ
しずくりあは床置き型の「Pitto」と卓上型の「Skitto」があります。
多機能+大容量の濾過量が特徴の床置き型サーバーのPitto。
温度設定に関しては、
- 温水(約88~92℃)
- 省エネ温水72~77(℃)
- 省エネ冷水(10~15℃)
- 冷水(約4~8℃)
- 常温水(室温)
- 再加熱
の6段階です。
卓上型のSkittoは月額2,640円で利用できるリーズナブルなコンパクトサーバー。
温度設定に関しては、
- 温水(約81~85℃)
- 冷水(約5~7℃)
- 再加熱機能
の3段階です。
これら他社のサーバーの温度設定とエブリィフレシャスのサーバーの温度設定を比べてみると、卓上型に関しては他社と大差がない感じ。
ですが床置き型に関してはtallと同じくらい多機能なのは「しずくりあPitto」くらい。
エブリィフレシャスのサーバーの多機能性がお分かりいただけると思います。
床置き型サーバーで温度設定を比較
エブリィフレシャス tall | Locca smart | ハミングウォーター Flows | しずくりあ Pitto | |
---|---|---|---|---|
温水 | 80~85℃ | 約80℃ | 80~90℃ | 88~92℃ |
ECO温水 | 70~75℃ | 約55℃(白湯) | 72~77℃ | |
常温水 | 室温 | 約25~30℃ | 室温 | 室温 |
ECO冷水 | 10~15℃ | 10~15℃ | ||
冷水 | 5~10℃ | 約6℃ | 6~10℃ | 4~8℃ |
再加熱 | 85~90℃ | 約90℃ | 80~90℃ | 約90℃ |
床置き型のサーバーに関しては、どれも比較的高性能です。
その中でもエブリィフレシャスtallとしずくりあPittoはさまざまな温度設定が可能です。
卓上型サーバーで温度設定を比較
エブリィフレシャス mini | Locca Litta | ウォータースタンド アイコン | しずくりあ Skitto | |
---|---|---|---|---|
温水 | 80~85℃ | 約80℃ | 70、80、90℃から選択 | 81~85℃ |
ECO温水 | 70~75℃ | |||
常温水 | 室温 | |||
ECO冷水 | 10~15℃ | |||
冷水 | 5~10℃ | 約6℃ | 5~8℃ | 5~7℃ |
再加熱 |
卓上型のサーバーに関しては、結構違いますね。
この辺りは「あなたがどんな使い方をしたいのか」によって最適解のサーバーが変わってくると思うので、ご自身がどんなふうに使いたいのかを確認してみると良いかと思います。
タンクの容量以外にも、サーバーの性能、料金なども含めて他社サーバーと比較している記事もあります。
気になる方はそちらもどうぞ。


エブリィフレシャスの温度設定 電気代どうなの?


エブリィフレシャス・トールの通常運転とECO運転での電気代の違いについて、以下のように比較できます:
電気代の差額
通常運転とECO運転の電気代の差は、以下の通りとなります。
通常運転
1ヶ月あたり約801円
ECO運転
1ヶ月あたり約518円
電気代の差額
通常運転とECO運転の電気代の差は、1ヶ月あたり約283円となります。
1年に換算すると約3,400円くらい。
設定温度の項目でも書きましたが、ECO運転にすると温度は若干下がります。
なので熱湯が欲しい場合は適宜再加熱する必要があります。
エブリィフレシャス 温度設定における注意点


ECO運転について
先ほども述べましたが、ECO運転にすると通常運転よりも温度が下がります。
用途に応じて上手く使い分けをしましょう。
電気代
ECOモードは通常運転に比べて約35%電気代を削減できますが、
あまりに頻繁に温度を変えすぎると却って電気代が高くつくことがありますので、その点に注意が必要です。
熱湯を使いたい方
熱湯を使いたいという方は、miniでは再加熱が出来ませんので、再加熱が可能なサーバーであるtallもしくはtall+cafeを使ってください。
まとめ
今回はエブリィフレシャスの温度設定についてまとめてみました。
- 温度設定によるメリット
- エブリィフレシャスの便利機能「ECOモード、再加熱、常温水」について
- 他社との比較
- 注意点
などについて解説しました。
最大で6種類の温度設定が可能なのは非常に便利ですよね!
しかもこれが浄水フィルターを通した、安全性が高くて美味しい水となればなお良しですよね!
色々な用途で水やお湯を使いたいという要望のある方には嬉しい機能が盛りだくさん!
また、温度設定以外にもタンクの容量についても解説しています↓
エブリィフレシャスのタンクについて【容量、お手入れ、性能など】
実際に私がエブリィフレシャス(tall)を申し込んだ際の手順なども解説しています。
【超簡単】エブリィフレシャスの申し込み手順を画像付きで解説!
エブリィフレシャスの導入を検討している方々の参考になれば幸いです。
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