水道管の老朽化問題について

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2025年1月に埼玉県八潮市で発生した大規模な道路の崩落事故。

本当に大変な事故でした。

老朽化した下水道管が原因ということですが、実はこういった上下水道の老朽化に伴う事故は全国で起きています。

その水道管の事故件数はなんと、年間約2万件(2019年調べ)にも達しているって知っていましたか?

今後そういった事故がさらに増えることが予想されています。

日本全国で起こっている水道管の老朽化。

これはもう待ったなしの喫緊の課題と言えるでしょう。

今回は、

  • 水道管の老朽化による問題点
  • 水道管が老朽化すると水質はどうなるのか
  • 私たちに出来る対策

についてお話ししていこうと思います。

目次

【水道管の老朽化の原因】

「水道管の老朽化は良くない」ということは誰にでも分かると思いますが、老朽化の原因は何なのでしょうか?

そもそも水道管は経年劣化するもの。

ですので順次交換メンテナンスが必要なものです。

一度敷設してそれで終わりではなく、計画的にメンテナンスを行なって維持・管理していくことが求められる事業なのです。

前提:水道管の耐用年数は40年

水道管の法定耐用年数はおよそ40年と言われています。

現在使われている水道管の多くは高度成長期に敷設されてメンテナンスされつつ使われているもの。

つまり耐用年数を過ぎた箇所も数多くあるという事

2019年の厚労省の発表によると、全国の19.1%の水道管が老朽化していると言う報告もあり、すぐに交換が必要なものです。

水道の現状と 水道法の見直しについて – 厚生労働省
厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp › file › 05-Shingikai-106…

にも関わらず老朽化した水道管の補修・更新率はわずか年0.67%となっており、全く追いついていない。

それどころか老朽化は加速する一方です。

どうしてこうなってしまうのでしょうか?

原因①地方自治体(市町村単位)が運営しているので、基盤が不安定

請求書にも書いてあるのでご存じの方も多いと思いますが、水道事業は市町村や県・都といった自治体単位で運営されています。

当然それぞれの人口にはバラつきがあり、そうなると収益性にも大きな差が出てきます。

東京のように人口が多く比較的予算のある自治体はまだしも、人口の少ない市町村は水道事業の維持管理が非常に苦しくなっているのが現状と言えます。

原因②独立採算制で採算が取れない

各市町村及び自治体任せになっているということは、事業を継続していくには最低でも赤字にならないように運営しなくてはならない。

しかし人口の減少や節水家電などによって水道の利用量が減少していて、収益が少なくなっています。加えて水道管の更新費用も捻出しなくてはならず、非常に苦しい運営を強いられているのだろうというのは想像に難くない。

どうすれば良いのかというのは私ごときの頭では分かりませんが、少なくとも自治体任せではなく国が積極的に関与していくことが必要な事業なのではないでしょうか。

国民の生命を最低限保証するのといのが国が行うべき最低限の仕事なのですから。

https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10601000-Daijinkanboukouseikagakuka-Kouseikagakuka/0000195380.pdf

こういった原因で水道管のメンテナンスが行われなくなり、さらに不採算だからといって民営化されて外資に運営を委託してしまうようになるのです。

水道の民営化や外資化については以下の記事で詳しく書いています。

日本の水道水って安全なの?現状と今後の考察

水道管が老朽化すると、水道管内部の物質が溶け出す

話を戻します。

耐用年数を超えた水道管を使い続けると水はどうなるのでしょうか?

簡単に言うと水道管の内部の物質が中を通る水に溶け出します。

主に赤錆と鉛がその代表例です。

①赤錆

赤錆は鉄管や水道管の継ぎ目などに用いられる鉄が腐食することで発生します。

発生の仕組みは次の通りです。

  • 空気中及び水中の酸素によって水道管内部が酸化、それにより錆が発生します。
  • 発生したサビは水道水に含まれる塩素と反応して赤褐色っぽい赤錆へと変化します。
  • 赤錆は水道管内部に付着して内部を閉塞させたり水に溶けて変色させたりします。

水に溶け出した赤錆は少量であれば飲んでも特に問題ありません。

ただしかなり不味いので飲めたもんじゃない笑

仮に大量に飲めば嘔吐や下痢など引き起こす可能性があるので要注意ですが、これを大量に飲める人もそうそういないでしょう。

味は不味い赤錆ですが、人体に与える悪影響は比較的少ないのでまだマシといえます。

②鉛

赤錆よりも人体に悪影響を与えそうなのが鉛です。

1980年代までは水道管に鉛が使われるのが一般的でした。

鉛は微量であれば問題はありませんが、飲料水などで日常的に摂取していると中毒症を起こしてしまいます。

この鉛中毒は神経系に作用して実に多くの症状を引き起こします。

あまりに様々な症状があり過ぎて書ききれませんので鉛中毒に関してはリンクを貼っておきますので、興味のある方はそちらをどうぞ。

「水道管の老朽化によるリスクと鉛中毒の危険性」

老朽化した水道管を使い続けていくことで、こういった危険な状態になっていきます。

ただ、私たち自身で地中にある水道管が古いのかチェックして交換できる訳ではありません。

ではどうすれば良いのでしょうか。

私たちに出来る対策3つ

私たちが出来ることは3つあると思っています。

  • 水道をしっかり使って料金をきちんと納付する
  • 公営事業を民営化(特に外資)しない政治を支持すること
  • 蛇口から出てくる水を濾過して使う

この3つが私たちに出来ることかなと思います。

1つずつ説明をしていきたいと思います。

対策①水道料金をしっかり払う

まず1つ目は水道料金をしっかり払うこと。

こんなの当たり前というか、払ってなかったら水道止められますしね笑

でも調べてみると、公共料金が払えない方も相当な数いるようです。

約22%もの人が水道料金を払えずにいるという衝撃の事実を知りました。

そういった事の影響もあるのかなと、少し考えさせられます。

対策②公営事業を民営化しない政治を支持する

水道のようなインフラ事業については、本来責任を持つのは国の仕事だと思っています。

昨今、日本の水道事業が外資の会社によって運営され初めていますが、それで将来に渡って水道事業の運営は大丈夫なのでしょうか?

自治体レベルでも収益の出ない事業を民間の会社がいつまで続けるでしょうか?

甚だ疑問です。

みんなが安心して水道を使えるように「国が責任を持って水道事業を運営すべきだ!」という政策を主張する政治を支持するのも私たちが出来る事なのかもしれません。

「私1人が何かしたところで、世の中は何も変わらない」と言う人もいますが、私はそうは思いません。

というか、他の人がどうとかは全く関係ありません。

自分がすべき事をする。

ただそれだけだと思っています。

その集積が大きな動きになると言うだけで、みんながそれぞれ考えて行動すれば自ずと結果は変わるということです。

対策③水質の良い水に変えて飲む

3つめは完全に個人で完結出来てしっかり結果も出ること笑

特に飲料となる蛇口から出る水を濾過して使うということで安心して飲むことが出来ます。

濾過の方法は様々ですが、このブログではより手軽でコスパも高い浄水型ウォーターサーバーで濾過して飲むという方法を推奨しています。

私自身も浄水型ウォーターサーバーを導入して愛用しています。

我が家で愛用しているウォーターサーバーに関する記事↓↓↓↓

【レビュー】エブリィフレシャス tall(トール) 実際使ってみての感想

まとめ

今回は水道管の老朽化問題についてお話しさせていただきました。

水道管の問題は年間で2万件も起きており、今後さらに増える危険性があります。

私たちがなんとか出来る範囲はそれほど広くはありませんが、まず今の水道の現状を知っていくことが大切なんだと思います。

その上で自分たちが使う水道をどうしたいのか。

しっかり意思表示をしていき、やれる事をやる。

それに尽きると思います。

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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